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Corporate Learning & Development

企業内教育、e-learning、人事などなど

教育のライブコンテンツの可能性

先日NewsPicksにて配信された冨山氏のこの記事がとても分かりやすく感銘を受けました。

【冨山和彦】「ネットビジネス」の終わりの始まり

サイバー空間において、人々はアーカイブコンテンツにほとんどお金を払わないし、すぐに供給過多になって価格は限界コスト、すなわちゼロに近づいていく。
しかしライブコンテンツは、その瞬間の一期一会の感動の体験と共有が価値の源泉であり、そこには人々はお金を払い、コンテンツは一瞬の生ものなので供給過多現象も起きようがない。
 
前半はAIの進化と限界費用ゼロビジネス化の話が主ですが、後半ネットビジネスの活路に関して「ライブ」と「タイムゾーン」の2点について述べられています。
モノではなくコト消費という点は従来から言われていましたが、私のいる教育の分野においてもライブの持つ価値はより重要視されてくるのではと、この記事を読んで今まで以上に感じました。
単純な知識を伝達するだけであればeラーニングを使った反転学習をさせることはとても効果的。ただ、アーカイブコンテンツは供給過多になってしまい、限界費用がゼロになって行くため、価格は下がっていく一方になっていくでしょう。
弊社の話になってしまうのですが、現在取り組んでいるサービスは、大きく「生放送」と「(生放送が録画された)アーカイブコンテンツ」の2つです。
このアーカイブコンテンツも、生放送時のものが録画されているので、オンライン教育ならではの当時の受講生同士もしくは先生と受講生のコミュニケーションを再現しているものなので今までのeラーニングとは違った体験という形で好評を得ております。
ただ、やはり生放送の持つ価値の方が今後より重要視されていくように感じます。(スポーツコンテンツも当時生放送されたものを録画で見てもやはり今の瞬間ではないため感動が薄れてしまうのと同じ)
教育においても、一緒に受講している人や先生に自分のアイデアをぶつけてみたり、議論したりすることに価値がありますし、そこでの新しい気づきや発見がひいてはそのコミュニティやサービスに対する帰属意識にも繋がってきます。
ちなみに、先日Slush Tokyo2017が開催されましたが、弊社にて生放送中継を行いました。そこでのチャレンジは単なる中継ではなく、ピッチステージを投資家の方が副音声解説で解説するという内容です(現在録画の公開準備中)
・投資家の方がどういう視点で起業家の事業あるいは起業家自身を見ているのか
・どのようなプレゼンテーションであれば投資家を惹きつけられるのか
生中継を見るだけでもライブという体験はもちろんできますが、そこを更に参加型かつ投資家の方のご協力を得ることで多様な視点や気づきを得られる場になったのではと思います。
教育のライブコンテンツの可能性はエンターテイメント産業と同じくらいあると思っておりますので(というか教育こそがエンターテイメントだとも思っていますが)、引き続き教育のライブコンテンツの可能性や価値、そしてその価値を実現する手法について考えていきたいと思います。